貴女に捧げる夜

『綺麗だね』



思ったままの感想を伝えると、
彼女は



『恥ずかしいこと言わないでよ!』



と、顔を見る間に真っ赤に火照らせて



『初めて言われた…ありがとう』



そう付け加えた。



胸全体を包むように手を乗せると、あまり大きくはない僕の手の中におさまって


そのまま唇をそっと近付けてみる。



乾いた唇が
彼女の乳首に触れて…



『舐めてもいい?』
『いちいち聞かなくていいよ』



恥ずかしさを隠すように、膨れる彼女。



舌を少し出して、そっと乳首に触れてみる。



指で触れた時よりも、さらに硬くなってる気がした。


昨晩、部屋で見たAVを思い出し、
乳輪の辺りを円を描くように舐める。



『ん…っ』



彼女の唇から、吐息に近い
微かな声が漏れた。