貴女に捧げる夜

ベッドに横になり、彼女は両腕を伸ばして



きて。



と小さく言った。



近づいた僕の首元に、伸ばした腕を絡めて
強引に引き寄せると、



再度唇を重ねた。



どうやって息をすればいいのかな



…なんて、キスする前は考えたりもしたけれど、
実際経験すると、そんな小さな疑問なんて吹き飛んでしまう。



唇の端からどちらのかはわからない、唾液が零れ



彼女の白い胸元に落ちた。