「真吾、止めろ。」

相手の守りの1人が、動き出した。

「先輩、パスください。」

「おぅ」

「そうは、いかないよ。」

とても素早いやつが走りこんできて、パスをとっていた。

「西都いくぞ。」

パスをまわりながらぬいていく。