放たれた球は、優也のよりもずっと速かった。

「速いな・・・。でも、止められないものじゃないね。」

守はそう言うときた球を上からたたきつけた。

シュルルルルルル・・・・・・。

ボールの勢いが止まった。

「光!何ボケッとしてる。反撃だ。」

守はそう言うとドリブルしながら進んできた。

「守・・・。俺を抜けると思ってるのか?」

「バーカ、光、パス。」