弱く儚いモノ達へ

   





太陽の日差し。
穏やかな海。
一人 皆から離れ砂浜に座り込む章大。
力ない瞳で空を見上げる。



「章大のやつ。笑わなくなったな。」
   

心配そうに章大を見つめる隆平の視線。

「ほんまやな。いったい何があってん。」
   
同じく章大の姿を目で追う博貴。


「信五。お前は知ってるんやろう。」

「…。」
   

すばるから目線を逸らす信五。


「何黙ってるねん。あの日からやで。お前があいつを迎えにいったあの雨の日からや。」
   

苛立ちを信五へとぶつける。