「あっ!すみません!!!」





あたしずっとこの人に倒れこんだままだったんだ!!





そう思ったらカァッと顔が熱くなるのがわかった。





「顔赤いね。杜若さんだよね?」




「……はい。えっと、」






「片桐学。わかってないみたいだけど同じクラスだから」





そういってあたしを見て微笑んだ。