「タケル!!どういう事!?」
大声を上げてタケルを怒鳴る。しかし一方のタケルはまだ苦しいようで咳込んでいた。
「タケル!」
「ゲホっ、ゲホっ」
「タケル、ちょっと」
「あ゙ー、ゲホッ!」
「……ちょ、ちょっと大丈夫なの」
余りにもタケルが苦しそうなので心配になりわたしは終いにはオロオロしてしまう。そんなに強く首を絞めたつもりはなかったのだが……。嫌、そもそも首を絞めるという行為が間違っているのかもしれないけれど。
タケルはその内普段の呼吸を取り戻した。だが肩が苦しげに上下していたので、罪悪感がわたしの心臓をチクチクと攻撃した。これがまた地味に痛い。
「あ゙ー。本当に苦しかった」
「ご、ごめん。そんなに強く絞めたつもりはなかったんだけど……それより、どういう事?」
「……何が?」
「彼女ってどういう事?」
タケルの瞳が小さく揺らいだ。そしてその瞳は静かに伏せた。
