「私たちとしては
勇樹の就職のことでは
まだもめると思いますが
あなたとの結婚に対しては
大歓迎です。」
思いがけない言葉に
勇樹と顔を見合わせる。
「忙しくしていて勇樹には
かまってやれなくて
そのうちにお互いに溝ができてしまった。
なかなか修復できなくて
いつしか会話すらなくなったけど
あなたの存在が見え始めてから
勇樹はおだやかな表情を
することが多くなって
安心していました。
昨日 一晩中あなたとの結婚を
語る勇樹が逞しく成長してくれて
夫と乾杯したんですよ。」
こんなに簡単に許してくれるとは
思ってもいなかった。
「それに素敵なご両親ね。
今日のお昼 ここでお会いしたの。
お互いに二人の結婚には
何の問題もないって……。」
勇樹は目を丸くした。
「なんだ?その鳩が豆鉄砲
食らったような顔して……。」
勇樹の父親の言葉に
思わず大爆笑してしまった。
思いがけない展開に
時間のない啓吾にやっと
勇樹と会わすことができると
嬉しくなった。
それが今までの
禁断の恋に終止符を打つことになる
朱奈はそう思っていた。
勇樹の就職のことでは
まだもめると思いますが
あなたとの結婚に対しては
大歓迎です。」
思いがけない言葉に
勇樹と顔を見合わせる。
「忙しくしていて勇樹には
かまってやれなくて
そのうちにお互いに溝ができてしまった。
なかなか修復できなくて
いつしか会話すらなくなったけど
あなたの存在が見え始めてから
勇樹はおだやかな表情を
することが多くなって
安心していました。
昨日 一晩中あなたとの結婚を
語る勇樹が逞しく成長してくれて
夫と乾杯したんですよ。」
こんなに簡単に許してくれるとは
思ってもいなかった。
「それに素敵なご両親ね。
今日のお昼 ここでお会いしたの。
お互いに二人の結婚には
何の問題もないって……。」
勇樹は目を丸くした。
「なんだ?その鳩が豆鉄砲
食らったような顔して……。」
勇樹の父親の言葉に
思わず大爆笑してしまった。
思いがけない展開に
時間のない啓吾にやっと
勇樹と会わすことができると
嬉しくなった。
それが今までの
禁断の恋に終止符を打つことになる
朱奈はそう思っていた。


