「あきらめた…おまえも
朱奈を愛してたんだ。」
墓穴を掘ったと思った。
「実の妹を愛していました。
特別な感情を持って…暮してました。
最初は自分を変態だと
責めたけれど どうしてか
朱奈を愛してしまう心が
だんだん大きくなって……
ただ俺たちはその時は
血のつながった兄妹だったから
どうにもならなかったし
辛いだけだった……。
ずっと先輩に嫉妬して……
だけど先輩を知ることで
自分の負けを認めるしかなかった。」
「負け?」
「先輩の方が数倍 器の
大きい人間だから……
なんでも先輩には俺…叶わなかった。
朱奈を助けるためにケガをした
愛情の深さ
そんな先輩のいなくなった穴を
サッカーで埋めようとしたけど
やっぱいろんな意味で
先輩には叶わなかったし……
いろんなことで
先輩に勝てるところが
見つからなかった。
プレイで評価されてサッカーに…
救いの手を求めたけど……
結局それも…手から零れ落ちた…。」
だんだん自分の
情けないところが
先輩に知られてしまうと思ったけど
もう言葉が止まらなかった。
朱奈を愛してたんだ。」
墓穴を掘ったと思った。
「実の妹を愛していました。
特別な感情を持って…暮してました。
最初は自分を変態だと
責めたけれど どうしてか
朱奈を愛してしまう心が
だんだん大きくなって……
ただ俺たちはその時は
血のつながった兄妹だったから
どうにもならなかったし
辛いだけだった……。
ずっと先輩に嫉妬して……
だけど先輩を知ることで
自分の負けを認めるしかなかった。」
「負け?」
「先輩の方が数倍 器の
大きい人間だから……
なんでも先輩には俺…叶わなかった。
朱奈を助けるためにケガをした
愛情の深さ
そんな先輩のいなくなった穴を
サッカーで埋めようとしたけど
やっぱいろんな意味で
先輩には叶わなかったし……
いろんなことで
先輩に勝てるところが
見つからなかった。
プレイで評価されてサッカーに…
救いの手を求めたけど……
結局それも…手から零れ落ちた…。」
だんだん自分の
情けないところが
先輩に知られてしまうと思ったけど
もう言葉が止まらなかった。


