禁断の恋はじめます

部屋に入って すぐに勇樹に抱きしめられる。


「朱奈…」


「ん…?」


「好きだよ…めっちゃ好き……。
おまえがそばにいてくれて…俺…なんか
自分の未来が明るく感じれた。」


「大げさだよ~~」


「ほら…受験の時 朱奈に距離置かれた時
立ち直るのに必死だったんだ。
ずっと見ていたいのに
必死で目をそらしていた。」



「…ごめん……」


辛い思いをさせてる間
私は啓吾とキスしてたんだよね…

勇樹のことなんて考えずに



自分の想いを優先させていた。



「戻ってきてくれて夢みたいだ……」


胸がチクンとした。



これからは勇樹を一番好きになるんだ……


もう…勇樹を受け入れるしかない


それが私にとって…啓吾にとって
一番 いいことなんだから……。