日花璃とその後もしばらく

他愛のない話をしていると

日花璃のお母さんが病室に入ってきた。

「虎太郎くん。いつも悪いわねえ。」

「いえ、そんなことないです。」

そう言って挨拶を交わす。

そして時計を見てみると

結構な時間が経過していた。

「あ、俺そろそろ帰ります。」

「そう?いつも本当にありがとうね。」

「いえ、では、失礼します。」

「こたろー、また明日ねっ。」

「あぁ、また明日な。」

そう言って日花璃の病室を後にした。

そしてエントランスに向かっている時

「虎太郎くん」

と誰かに声をかけられた

振り返るとそこには日花璃のお父さんがいた。

「ちょっと時間いいかね…」

「え、はい…」

そう答えると日花璃のお父さんに連れられ

休憩コーナーへと向かった。