「パパ~。ママは~?」
「ママは疲れてるみたいでまだ寝てるからパパと一緒に遊んでような?」
「うんっ、パパ遊ぼ~!」
下で虎太郎と爽の声がする…
時計を見てみるともう昼過ぎが来ている。
そっか、あたしあの後寝ちゃったんだ…
昨日の虎太郎は本当に激しくて…/////
本当に壊れちゃうかと思った…
でも、すっごく愛してくれてる、大切にしてくれてるってのが分かった…
「そろそろママ起こしてくれる?」
「うん、行ってくる!」
そんな声が聞こえる…
「ママ~!おっはよー!」
その瞬間爽が私の布団へダイブしてきた。
「ん~。痛いよ~。」
「ママいたかった?ごめんね?」
そう言ってシュンとなる爽
「大丈夫だよ。そろそろ起きるね。」
そう言って起きあがろうとすると…
「あー!ママ、くびのところいっぱいあかくなってる!」
と爽に言われて顔がすぐに赤くなるのが分かった。
そしてその声と同時に部屋に入ってくる虎太郎
「どうした?」
「ママのくびがね、いっぱいあかいの!」
「そうだな、まあ、すぐ治るから心配するなって。」
「ほんとに!?」
「ああ、ママがいい子だったらな。」
そう言うと私の方を不気味な笑みを浮かべて見る虎太郎
「ママ、いい子じゃないの?」
「うん、ママは悪い子だったからバツが下ったんだよ。爽もあーなりたくなかったらいい子にしとくんだぞ~」
「うん、わかった!ママ、ちゃんといい子にしててね!」
そう言って部屋を出て行った爽。
そしてとても小さな声で
「俺の愛、思い知った?」
といわれて顔がまた真っ赤になるのが分かった。
それ以来、私は虎太郎はヤキモチを妬くような行動が取れないでいる…
私の大好きな旦那様。
だけどもうちょっと、手加減して欲しい…
【Side Hikari END】

