やだ・・・・!




離して・・・!




角度を変えてキスをする東条君。




私は・・・・




私は・・・・




ギュッと目をつむって東条君をおもいっきり押した。




やっとで離れた私。




東条君はポカンとした顔から妖艶に笑った。




でもどこか幼い悲しい顔。




少し・・・突き放しちゃいけない気がした。




でもそれは遅いみたいで・・・・。




東条君は私を残して歩いていく。




・・・なんか・・・私・・・悪いこと・・・した・・・・?




ぽつんと残された。




ほてる唇だけが暖かく感じた。




「・・・」




なんなの・・・・・。




なんなのょ・・・。