X'masを目の前にした寒い日。




「別れよ・・・」




彼氏にフられた。




「なんかさもう無理なんだよね」




何が?




勝手なこと言わないでよ。




「お前・・・重いんだよね」




重い・・・・?




何よ。




何よ・・・・。




私が全部悪いの・・・・?




彼の目線が痛い。




「・・・わかった・・・」




そう小さく言って私は彼の家から飛び出る。




カンカンと階段を鳴らして下りる。




目からは涙が零れていた。




車に乗り込んで大声で泣いた。




どんよりとした雲が空を覆っていた。




今年のX'masは雪が降りそうだ・・・・。