「大袈裟なんかじゃない。
俺にはいつも世界一可愛い女の子に見える。

俺ってさ、歳…10歳上じゃん。だからかな…尚更、大切。大事。

出来ることなら…誰にもお前を見せたくない…。」

さっきまで笑ってたのに…急に真剣な目をする。

そして耳元で低く安定した声…。

もちろん…私の胸は今ドッキドキなわけで…。
顔だって真っ赤なはず。

「…愛してるよ。」

そう耳元また呟かれ、見つめ合い、またお互いゆっくり目を閉じながら近づく唇。
気付いたとき、彼との距離は0。優しい甘い時間。

いつまでも…続けばいいのに。




トントン

「せんせぇ~♪」

ビクンッ

急に部屋のドアをノックする音と聞いたことは無いけど女の子の声がして体が強張って急いで彼から離れた。



………が、しかし…


「あれぇ~?開かなぁい。」

「いないんじゃない?」

「なぁんだ、つまらない。行こう。」

ドアには鍵がかけてあり女の子…たちは帰って行った。

一人…じゃなかったんだ。
良かったぁ~♪

あ…でも、こんな事ばかりしてたら本当に具合が悪い人に迷惑かけちゃう…。