「ねぇ……俊、哉…?」

私はあることを決めた。
それは…俊哉について知ること。
正直、今のままだと知らないことだらけだし…このままじゃあ私…俊哉のこと信じられなくなる。

それに…私自身、俊哉の彼女に昨日今日の関係でなれちゃったのも……ちょっと…。


「何…?」

「俊哉は……その、今何歳、なの?」

「今?26歳。

実は急だけど来週から仕事先が決まったんだぁ(笑)

今までと違う仕事なんだけど…結構楽しみなんだよね~(笑)」

「なんの…仕事……?」

そう聞くと意地悪そうな顔をしてきた。
な…なんなんだろう……。

「ホスト(笑)」

「うそ……ッ!」

確かにここまでカッコよかったらホストもいけるだろうけど…。

「嘘だよ、うそ(笑)

今までは……ある会社に勤めてたけど仕事は自分で選んでやってみたくてな(笑)

高校の保健医になるんだ。って………


信じてないだろ?」