「お隣に引っ越して来た佐伯さんトコロの娘さんで美羽ちゃんよ」


初めて会った君はオバサンの後ろに隠れて大きな目を覗かせ頬をピンク色に染めていた。

俺はそんな君に初めての恋を捧げたんだ。


君の瞳で俺を見てほしい

君の声で名前を呼んでほしい

君の笑顔を俺だけに向けてほしい

君の心を俺に下さい。



それは今も片想いと言う形で続いている。