「わ…ひっどいカオ」

鏡を見て自分の姿に幻滅。

盛り盛りに盛られてたアタシのメイクは全て流れ、黒い涙となっていた。


「こりゃあ葵もひくわ(笑)」


蛇口をひねり、水で顔を洗う。

冬が近づいている10月下旬、冷たすぎる水がアタシの顔を包む。

バシャバシャ………


うひぃ〜〜……
超気持ちぃ〜〜…
って…北島康介かっ(笑)


冷水で顔を洗っていると、さっきの出来事が蘇ってきた。