マリア教会

「教えてほしい?」
「はい」
レイラは立ち上がり少女に向かって歩く。
風が吹き、桜吹雪で世界がピンク色に染まった時、レイラは少女を抱きしめた。
「内緒」
「ズルいなぁ」
少女も嬉しそうに笑い声を上げ、レイラを抱きしめる。
「迎えに来るの遅いよ」
「すいません」
「大好き」
「私もです」
五年越しにやっと言えた言葉。
やっと、私の心に桜が咲いた。

END.