たった二人しかいないお御堂に夏季の透明な声が響き、その声がレイラの心を包み込む。
「……」
自然とレイラの頬を涙が伝う。
夏季は雪乃みたいになれないと言っていたが、今の夏季は十分神々しかった。
今夏季は、たった二人しかいないお御堂で誰を想いながら歌っているのか。やっぱり雪乃を思い出しながら歌っているのか。もしそうなら夏季は嫌がるかもしれないけど、私の事を想いながら歌ってほしい。たった一度でいいから…。
そしたら、私の心は救われる。
そんな甘えを口に出す事も出来ず、レイラはただずっと夏季の声に耳を傾けた。
「……」
自然とレイラの頬を涙が伝う。
夏季は雪乃みたいになれないと言っていたが、今の夏季は十分神々しかった。
今夏季は、たった二人しかいないお御堂で誰を想いながら歌っているのか。やっぱり雪乃を思い出しながら歌っているのか。もしそうなら夏季は嫌がるかもしれないけど、私の事を想いながら歌ってほしい。たった一度でいいから…。
そしたら、私の心は救われる。
そんな甘えを口に出す事も出来ず、レイラはただずっと夏季の声に耳を傾けた。


