「あの子は私が守る。あの子が傷付かないで済むのなら、私はどんな罪でも背負う。でも、今の私にはあの子が必要なの…。やっと心から笑えそうで…夏季は私を人として見てくれる。それがすごく嬉しい」
「でも…!」
「詩織には迷惑かけないから、そっとしといて」
そしてレイラは詩織から立ち去った。
「…私だって、お前を救いたかった…」
一人残った詩織の声は、昔の親友に届かなかった。
「でも…!」
「詩織には迷惑かけないから、そっとしといて」
そしてレイラは詩織から立ち去った。
「…私だって、お前を救いたかった…」
一人残った詩織の声は、昔の親友に届かなかった。


