夏季に自分は咎人だと話し、部屋に戻る途中レイラは声をかけられた。
「レイラ」
私に声をかけるなんて誰だ?と思いながら振り向くと、そこに立っていたのは詩織だった。
「珍しいね、詩織から声をかけて来るなんて」
いつもならすれ違っても目も合わせないのに。
そして詩織はレイラの目の前まで来た。その表情は固く、怖い。
「言ったよな?夏季に近付くなって」
やはりバレてたか…。詩織に夏季の事を聞いたのが失敗だったな。だがレイラは、
「そうだっけ?忘れた」
惚けてその場から離れようとするレイラの腕を詩織が掴んで来た。
「ならもう一度言う。夏季に近付くな。お前は咎人だろう」
「……」
それは事実だが、改まって昔の親友から言われるとキツい。胸が痛くなる。
「レイラ」
私に声をかけるなんて誰だ?と思いながら振り向くと、そこに立っていたのは詩織だった。
「珍しいね、詩織から声をかけて来るなんて」
いつもならすれ違っても目も合わせないのに。
そして詩織はレイラの目の前まで来た。その表情は固く、怖い。
「言ったよな?夏季に近付くなって」
やはりバレてたか…。詩織に夏季の事を聞いたのが失敗だったな。だがレイラは、
「そうだっけ?忘れた」
惚けてその場から離れようとするレイラの腕を詩織が掴んで来た。
「ならもう一度言う。夏季に近付くな。お前は咎人だろう」
「……」
それは事実だが、改まって昔の親友から言われるとキツい。胸が痛くなる。


