明らかに掟やぶりな発言をしたレイラ。すると、夏季の表情が少し緩んだ。
「……」
笑った?今までそんな顔見せた事ないのに…。
「祈ったほうがいいと思う?」
「いいえ。姿も見えない神に祈ったって何も変わらないと思います。人を救えるのは人だけですよ」
「……」
「教会の人間がこんな事言っちゃ駄目ですよね」
そして夏季は照れくさそうに笑って頭を掻く。
この子は笑えばこんなにも可愛い顔になるんだ。夏季の笑顔と言葉に、ほんの少しだけ救われた気がした。
「そろそろ時間だから戻るね」
レイラが立ち上がると夏季も立ち上がり、
「あの、明日も来ますか?」
「え?うん…」
「じゃあ待ってます」
そう言って夏季が嬉しそうに笑った。
「……」
笑った?今までそんな顔見せた事ないのに…。
「祈ったほうがいいと思う?」
「いいえ。姿も見えない神に祈ったって何も変わらないと思います。人を救えるのは人だけですよ」
「……」
「教会の人間がこんな事言っちゃ駄目ですよね」
そして夏季は照れくさそうに笑って頭を掻く。
この子は笑えばこんなにも可愛い顔になるんだ。夏季の笑顔と言葉に、ほんの少しだけ救われた気がした。
「そろそろ時間だから戻るね」
レイラが立ち上がると夏季も立ち上がり、
「あの、明日も来ますか?」
「え?うん…」
「じゃあ待ってます」
そう言って夏季が嬉しそうに笑った。


