マリア教会



夏季と出会って話しをするようになってからレイラは毎日同じ時間、同じ場所で夏季と過ごすようになった。
一緒に過ごすといってもレイラが一方的に話して、夏季が相槌を打つ程度で、何も話さず時間空を見上げている日もある。
でもレイラはそんな日も楽しくて、夏季も別に嫌そうじゃなかった。というより、レイラの事なんて何も考えてなさそうに空を見上げる。それでも、一日の中で一番嫌いだった時間が、一番好きになりつつあった。
「ヤッホー」
「……」
明るいトーンでいつもの場所にやって来たレイラ。そして夏季もいつもの無表情でそれを迎える。
今日は話す事あったかな、と考えながら夏季の隣に座ると、夏季が珍しく空ではなくレイラをチラチラ横目で見ていた。