初めて夏季の顔が変わった事にレイラは驚いたが、それには触れずレイラはまた空に目をやった。
「晴れが笑いなら、雨は泣いてるって事でしょ?キミの綺麗な歌声で涙を止められるんじゃないかと思って」
人の力が自然の力を抑える事なんて出来ないけど、レイラは漠然とそう思った。
地上にいる彼女の歌声が遠い空に届くか分からないが、雪乃が夏季を心から大切に想っていたのなら、空にいても大切な人の声だけは聞こえるかもしれない。
夏季はレイラの言葉を聞いて、質問して来た。
「雪乃の事知ってるんですか…?」
「いいや。会った事もない」
雪乃は教会でも結構有名人のようだが、レイラは天使の存在を知らなかった。
「晴れが笑いなら、雨は泣いてるって事でしょ?キミの綺麗な歌声で涙を止められるんじゃないかと思って」
人の力が自然の力を抑える事なんて出来ないけど、レイラは漠然とそう思った。
地上にいる彼女の歌声が遠い空に届くか分からないが、雪乃が夏季を心から大切に想っていたのなら、空にいても大切な人の声だけは聞こえるかもしれない。
夏季はレイラの言葉を聞いて、質問して来た。
「雪乃の事知ってるんですか…?」
「いいや。会った事もない」
雪乃は教会でも結構有名人のようだが、レイラは天使の存在を知らなかった。


