でも今のナンバーⅥは怖くなく、ナンバーⅥの背後にあるマリア像のように綺麗で優しい。出会った時のナンバーⅥだ。
「ありがとうございます」
ナンバーⅥに対しレイラは恐怖心しかなく、憧れも消えた。でも、レイラがナンバーⅥの言う通りにしていればナンバーⅥはレイラが憧れていたナンバーⅥでいてくれる。
詩織とは連絡を取る事が出来ないが、教会にいればまた会える日はきっと来る。その時までのほんの少しの我慢。その時まではナンバーⅥも優しいⅥでいてくれるだろう。もしかしたら、Ⅵへの憧れを取り戻せるかもしれない。
レイラがそんな事を考えていると、ナンバーⅥの柔らかい手がレイラの頬にそっと触れた。
「綺麗よ、レイラ」
優しい口調。
「ありがとうございます」
ナンバーⅥに対しレイラは恐怖心しかなく、憧れも消えた。でも、レイラがナンバーⅥの言う通りにしていればナンバーⅥはレイラが憧れていたナンバーⅥでいてくれる。
詩織とは連絡を取る事が出来ないが、教会にいればまた会える日はきっと来る。その時までのほんの少しの我慢。その時まではナンバーⅥも優しいⅥでいてくれるだろう。もしかしたら、Ⅵへの憧れを取り戻せるかもしれない。
レイラがそんな事を考えていると、ナンバーⅥの柔らかい手がレイラの頬にそっと触れた。
「綺麗よ、レイラ」
優しい口調。


