「詩織に近付かないで下さい!」
弾けたようにレイラが叫ぶと、ナンバーⅥはさらに嫌な笑みを浮かべ、
「あなた次第よ」
それだけを言った。
レイラがこのまま辞めると言い続ければ、レイラに関わった詩織やナンバーⅦが被害を受ける。ナンバーⅥにそんな力があるか分からないが、相手は神と呼ばれる存在。裏世界で生きる者達とも繋がりがあるだろう。かといって、このままナンバーⅥの異常な性格に付き合っていればレイラは壊れてしまう。
レイラはしばらくナンバーⅥの顔を見つめ、やがて答えを出した。
「Ⅵの言う通りにします…」
「それでいいのよ」
ナンバーⅥが見せた満足そうな笑顔がレイラに怒りを覚えさせた。
だがこれでいい。これ以上詩織に迷惑をかけたくないし、レイラが大人しくしていればナンバーⅥも普段通りと変わらない。
ナンバーズの夢は叶えられそうにないが、そんな夢どうでもいい。夢は、憧れていた人に奪われてしまったのだから。
弾けたようにレイラが叫ぶと、ナンバーⅥはさらに嫌な笑みを浮かべ、
「あなた次第よ」
それだけを言った。
レイラがこのまま辞めると言い続ければ、レイラに関わった詩織やナンバーⅦが被害を受ける。ナンバーⅥにそんな力があるか分からないが、相手は神と呼ばれる存在。裏世界で生きる者達とも繋がりがあるだろう。かといって、このままナンバーⅥの異常な性格に付き合っていればレイラは壊れてしまう。
レイラはしばらくナンバーⅥの顔を見つめ、やがて答えを出した。
「Ⅵの言う通りにします…」
「それでいいのよ」
ナンバーⅥが見せた満足そうな笑顔がレイラに怒りを覚えさせた。
だがこれでいい。これ以上詩織に迷惑をかけたくないし、レイラが大人しくしていればナンバーⅥも普段通りと変わらない。
ナンバーズの夢は叶えられそうにないが、そんな夢どうでもいい。夢は、憧れていた人に奪われてしまったのだから。


