少女はレイラの前まで来ると、手に持っていた小さな袋を差し出して来た。
「良かったら受け取って下さい!」
「え?あの…」
顔も知らない少女が何で…。
袋の中身はクッキーのようだが、レイラは断りきれず受け取った。ナンバーⅥがいない事を確認してから。
「私、ずっとレイラさんに憧れてたんです。高校卒業と同時にナンバーズの側近になられて…。私もレイラさんみたいになれるよう頑張ります」
「……」
こんな半人前を捕まえて憧れてるなんて…。この子は見る目がないなと思ったが、レイラにはこの少女がとても輝いて見えた。
自分の夢を見付け、その夢に向かって必死に走る。私も少し前までこうだったんだろうか。なんだか昔の事のように思えて仕方ない。
「良かったら受け取って下さい!」
「え?あの…」
顔も知らない少女が何で…。
袋の中身はクッキーのようだが、レイラは断りきれず受け取った。ナンバーⅥがいない事を確認してから。
「私、ずっとレイラさんに憧れてたんです。高校卒業と同時にナンバーズの側近になられて…。私もレイラさんみたいになれるよう頑張ります」
「……」
こんな半人前を捕まえて憧れてるなんて…。この子は見る目がないなと思ったが、レイラにはこの少女がとても輝いて見えた。
自分の夢を見付け、その夢に向かって必死に走る。私も少し前までこうだったんだろうか。なんだか昔の事のように思えて仕方ない。


