きっちり窓とカーテンを閉めて、レイラは詩織に向かい合う。
「どうしたの?」
詩織はしばらく黙っていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「今日隊長から、二週間の謹慎処分を受けた」
「……」
それを聞いたレイラは、すぐにナンバーⅥの仕業だと気付いた。レイラに詩織の事を細かく聞き、詩織にまで罰を与えた。
詩織は毎日真面目に仕事をこなし、上を目指して頑張っていたのをレイラは知っている。なのに、私と話しをしただけで貴重な時間が奪われてしまった。
そんな詩織に向ける顔がなく、レイラは俯いて小さく声を出す。
「ごめん、詩織…。それ、私のせいだ…」
正確に言えば、ナンバーⅥのせい。だがレイラが詩織の名前を出したから、少なからずレイラにも責任がある。
「どうしたの?」
詩織はしばらく黙っていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「今日隊長から、二週間の謹慎処分を受けた」
「……」
それを聞いたレイラは、すぐにナンバーⅥの仕業だと気付いた。レイラに詩織の事を細かく聞き、詩織にまで罰を与えた。
詩織は毎日真面目に仕事をこなし、上を目指して頑張っていたのをレイラは知っている。なのに、私と話しをしただけで貴重な時間が奪われてしまった。
そんな詩織に向ける顔がなく、レイラは俯いて小さく声を出す。
「ごめん、詩織…。それ、私のせいだ…」
正確に言えば、ナンバーⅥのせい。だがレイラが詩織の名前を出したから、少なからずレイラにも責任がある。


