空は青空で、どこまでも高い。レイラの不安なんてこの空からしてみれば小さなものなのだろう。どこからか聞こえて来る鳥の声が、そう言ってるように聞こえる。
ため息を吐くレイラに、詩織がわざと意地悪な笑みを見せる。
「何だ?夢は諦めるのか?」
その言葉にレイラは跳ね起き、詩織を睨みつけた。
「んな訳ないでしょ!私がナンバーズに入ったら絶対詩織をこき使ってやるんだから!」
「期待しないで待ってるよ」
「ムカつく!」
「ははは」
詩織は分かっていた。レイラが簡単に諦めるような人間ではない事を。だからレイラに元気を出させる為にわざと挑発的な事を言ったんだ。詩織らしい励まし方。
他の人なら「大丈夫」とか言うだろうけど、詩織は笑い飛ばしてくれるから安心して相談出来る。ただの甘えなのかもしれないけど、詩織はそれも受け止めてくれる優しい人。
二人は笑い合っていて気付かなかったけど、その様子をナンバーⅥが見ていた。
そしてこの瞬間から、レイラの歯車が狂いだす。
ため息を吐くレイラに、詩織がわざと意地悪な笑みを見せる。
「何だ?夢は諦めるのか?」
その言葉にレイラは跳ね起き、詩織を睨みつけた。
「んな訳ないでしょ!私がナンバーズに入ったら絶対詩織をこき使ってやるんだから!」
「期待しないで待ってるよ」
「ムカつく!」
「ははは」
詩織は分かっていた。レイラが簡単に諦めるような人間ではない事を。だからレイラに元気を出させる為にわざと挑発的な事を言ったんだ。詩織らしい励まし方。
他の人なら「大丈夫」とか言うだろうけど、詩織は笑い飛ばしてくれるから安心して相談出来る。ただの甘えなのかもしれないけど、詩織はそれも受け止めてくれる優しい人。
二人は笑い合っていて気付かなかったけど、その様子をナンバーⅥが見ていた。
そしてこの瞬間から、レイラの歯車が狂いだす。


