それから数日が経ったが、相変わらずナンバーⅥは会議にレイラを同行させなかった。
今日も会議があるが、ナンバーⅥはレイラに部屋で待機しているように言い、一人で行ってしまった。
残されたレイラはナンバーⅥに不安を感じながら、気分転換に外で昼食を取ろうと思い外に出ると、詩織がいたので久しぶりに詩織とご飯を食べる。
「最近さー、ナンバーⅥがおかしいんだよね」
「おかしいって何が?」
三個目のおにぎりを食べながら詩織が聞いてくる。
「私は側近だからいつもⅥの傍にいなきゃいけないのに、Ⅵがどこか行く時私はいつも部屋で待たされるの。何でだろ?」
これでは側近として成長しないし、色んな事を覚えなければナンバーⅥの役にも立てない。


