レイラがナンバーⅥの側近になり半年が経った。
最初は何も分からず、ナンバーⅥや他の側近に仕事のやり方を教えてもらい、半年経った今でも毎日が勉強だ。
仕事は大変だが、毎日楽しかった。教会の重要な仕事をしてプレッシャーはあるが、やり甲斐があって苦ではない。
「ナンバーⅥ、書類の処理終わりました。確認お願いします」
書類を渡しナンバーⅥが目を通し終えた後、顔を上げてニッコリと微笑んだ。
「完璧よ。レイラのおかげで仕事が早く片付くわ」
「お役に立てて光栄です」
「レイラを選んで良かった」
「ありがとうございます」
日々勉強でプレッシャーを感じる事も多いが、それでも頑張れるのはこのナンバーⅥの言葉のおかげだろう。


