「痛いんじゃん」
絶対安静だと言われたのに、強がったりするからだ。出血は止まったとはいえ、まだ完全に傷は塞がってないのに。
「夏…季…お前…」
「詩織が強がるからでしょ!」
じゃれる二人を見ながら、レイは笑顔を浮かべた。
そしてもう一度、神でも自分でもなく、詩織に誓う。
優し過ぎるあなたは、私が必ず守っていきます。
END.