と、詩織は夏季の肩に手を回してきた。
「聖歌隊のメンバーに選ばれたが、今よりもっと技術を磨く必要がある。それで、雪乃に夏季の先生を頼みたいんだ」
は?ちょ、ちょっと詩織、何勝手な事言ってくれてんの。
「私なんかでいいの?」
雪乃はそう言ったが、別に嫌そうじゃない。むしろ満面の笑顔だ。それを見て詩織も力の抜けた笑みを見せる。
「もちろん。雪乃が教えてくれれば夏季は聖歌隊のトップになれる。頼まれてくれるか?」
「私でよければ」
「じゃあ頼む。良かったな、夏季」
「え?あ、うん」
ポンポンと背中を叩く詩織。良かったなって、そりゃこっちとしては凄く嬉しくて光栄な事だけど、そんな簡単に決めていいの?相手は天使って呼ばれるほどの人なのに。
雪乃も雪乃で簡単に承諾して、本当にいいの?
「聖歌隊のメンバーに選ばれたが、今よりもっと技術を磨く必要がある。それで、雪乃に夏季の先生を頼みたいんだ」
は?ちょ、ちょっと詩織、何勝手な事言ってくれてんの。
「私なんかでいいの?」
雪乃はそう言ったが、別に嫌そうじゃない。むしろ満面の笑顔だ。それを見て詩織も力の抜けた笑みを見せる。
「もちろん。雪乃が教えてくれれば夏季は聖歌隊のトップになれる。頼まれてくれるか?」
「私でよければ」
「じゃあ頼む。良かったな、夏季」
「え?あ、うん」
ポンポンと背中を叩く詩織。良かったなって、そりゃこっちとしては凄く嬉しくて光栄な事だけど、そんな簡単に決めていいの?相手は天使って呼ばれるほどの人なのに。
雪乃も雪乃で簡単に承諾して、本当にいいの?


