歌い終わって息を一つついた彼女がやっとこちらに気付いた。
「あら?詩織どうしたの?」
言いながら彼女がこちらに来たので、夏季達も彼女に向かって歩き出す。そして詩織が笑顔を浮かべ、
「ちょっとね。それにしても相変わらず綺麗な声だね。さすが天使と呼ばれるだけの事はある」
「何言ってるのよ。そちらの方は?」
彼女は夏季に目をやり、詩織が夏季を手で示す。
「今日新たに聖歌隊のメンバーに入った夏季だ。こっちは雪乃」
雪乃――。夏季はその名前を胸に深く刻んだ。
雪乃は柔らかな笑顔を浮かべ、
「そうなの?おめでとう」
「ありがとうございます…」
可愛らしい笑顔を浮かべながら言われ、夏季は照れ臭くなって俯いて小さく声を出した。
歌い終わって普通に話しているのに、彼女の神々しさが消えない。輝く白いオーラを放つ雪乃が眩し過ぎて、真っ直ぐ見る事が出来ない。
神の存在なんて信じてないのに、雪乃は神様に見える。
「あら?詩織どうしたの?」
言いながら彼女がこちらに来たので、夏季達も彼女に向かって歩き出す。そして詩織が笑顔を浮かべ、
「ちょっとね。それにしても相変わらず綺麗な声だね。さすが天使と呼ばれるだけの事はある」
「何言ってるのよ。そちらの方は?」
彼女は夏季に目をやり、詩織が夏季を手で示す。
「今日新たに聖歌隊のメンバーに入った夏季だ。こっちは雪乃」
雪乃――。夏季はその名前を胸に深く刻んだ。
雪乃は柔らかな笑顔を浮かべ、
「そうなの?おめでとう」
「ありがとうございます…」
可愛らしい笑顔を浮かべながら言われ、夏季は照れ臭くなって俯いて小さく声を出した。
歌い終わって普通に話しているのに、彼女の神々しさが消えない。輝く白いオーラを放つ雪乃が眩し過ぎて、真っ直ぐ見る事が出来ない。
神の存在なんて信じてないのに、雪乃は神様に見える。


