あぁ、そうだ、答えなきゃ… ごはん… 今日は、食べたくない 食べることでさえも、ダルイ 「いらな…」 そう言いかけて、停止する 「いいよいいよ、あの子のことだから何でもいいんでしょう」 「うーん、そっかー!」 扉1枚向こう側から聞こえる、おばあちゃんとお姉ちゃんの会話は、頭の上を通過するだけ 「……奏斗」 ハッキリとした視界の中で捉えたのは、 体育座りをして眠りこけていたあたしの足にちょこんとのっかっている、学ラン