いつも、奏斗ばっかり見ていたのに
奏斗しか、見ていなかったのに ─…
「でも、ちょっと残念っ!夜だったらもっとキレーだよね、きっと!」
クルッと右隣にいる奏斗の方に向き直る
と、すぐに視線が触れ合って、ドクッドクッと鼓動が高まる
なんだか熱い、瞳
「かっ、奏斗は、クリスマス誰と過ごすの?」
耐えきれなくなって、視線を反らし、無理矢理言葉を紡ぐ
「……は?」
知り尽くしているはずの奏斗
そんな奏斗が、今日はどこか違ってみえて、
出会ったことのない奏斗ばかりだったから
なんだか怖くて
「せっかくのイブなのに毎年幼なじみと過ごすなんて嫌でしょー?」



