「もーうっ!どーしてそーゆうどーでもいいことは気付くのよ!」
「んぁ?なんの話だよ」
「……っ!」
やっぱりただの鈍感かっ!
その間抜けな顔、何度見たことか
「奏斗くんには一生分からないだろぉーねー?」
冷やしていた右手を、雫が沢山ついた状態でえいっと奏斗に向けて振り、水を飛ばす
だって、ちょっとムカッときたんだもん
水滴飛ばすくらい、いいでしょ?
「……てっめ!くそっ」
「うわっ!」
最悪!
奏斗まで水かけてきた!
「ちょっと!冷たいって、ばっ!」
蛇口から流れ続ける水を手ですくって
語尾を強調するのと同じタイミングで、奏斗にぶっかける
「は…?それはねぇだろ?ありえなくね?」



