「わっ」
いきなりの強い引力にバランスが崩れる
「わっ!じゃねぇっつーの。なにボケーッとしてんだよ」
「え…あ…っ」
…っと…
ただでさえ混乱気味のあたしの頭は、奏斗に強く腕を引かれたことで、更にパニックを起こして
ついていけなくて
「…い…っ!」
いった!
その間に水道の蛇口を大胆に捻った奏斗のせいで、冷たい水が躊躇することなくヤケド部位を襲って、
体が強張り、目を細める
「…はぁ。お前ってほんっと、我慢すんの好きだよなー。痛てぇなら痛てぇって素直に言やーいいじゃん」
う…っ
バ、バレてる
奏斗に。あの、鈍感な奏斗に



