言葉が詰まったのは ドックン、と心臓が跳ねて、 全身を熱い血が、勢いよく駆け巡ったから 「うっお!これ、冷やした方がいーんじゃねぇの?」 捕らわれた右手首 ―… 奏斗があたしの手に触れた それだけ、なのに イタズラにそっと、ヤケド部位を奏斗の指がたどるたび、自分自身が心臓になったみたいで、溶けてしまいそう 大袈裟だけど、でも。 溶けそうなくらい、体が、熱い 今、はじめて奏斗に触れられたわけでもないのに どうして? どうしてこんなに…