奏斗が戻ってくるまでにダボダボなミルクベージュ色のセーターを脱ぐ
その下から一応指定になっている紺色のセーターが顔を出す
「ほらよ」
「んっ、ありがと!」
ほんなげられたスウェットを上手くキャッチして頭からつっかぶる
料理するとき制服が汚れないようにって、エプロン代わりみたいなもん
おばちゃんは「わたしの使っていいわよー?」って言ってくれるんだけど結局、いつもこのパターン
ふわっと香る奏斗の匂いが、
やめられなくさせるのかもしれない
「おばちゃんとおじちゃん、今日夜勤だっけ?」
「あー、多分。わかんね」
「もーう!それじゃぁどれくらいカレー作ったらいいか分からないじゃなーい」



