売り場で凍死したら肉食べないで死んじゃうよ
ハッとして口を噤み、リビングの入り口付近で立ち止まったあたしに
電気ストーブを真ん前で占領している奏斗が何も言わずに、表情だけでバカにする
フッと、口角をあげて
く…っ、くそぉう!
「おわっ」
「あら失礼~っ」
仕返しにドンッと体当たり
「ぜ~んぜんあったかい空気が送られてこないもので」
「危ねぇから!お前はいっつも急なんだよ!」
「うっふふ~」
満足満足っ♪
睨みを効かせている奏斗にクルッと背を向け、鼻歌を口ずさみながら
手にしていたかばんを床に、買い物袋をテーブルに置き、マフラーをはずす
「奏斗~、スウェットの上貸して~」



