◆◇
「さっみぃ~、あのスーパー冷房効きすぎだっつぅの!まじありえねぇー」
「肉売り場なんだからしょうがないでしょー」
確かに寒かったけど!
凍えるくらい寒かったけど!
買い物から帰ってきてすぐ、電気ストーブをつけに向かった奏斗の背中に声を張り上げる
いつもはマイペースなくせにこういう時だけは早いんだから~
適当に脱ぎ捨てられた奏斗の靴を「まったくも~」なんて言いながら揃えて、家に上がる
みぃがここに居たら「ニヤケてるぞー」とか言われるんだろな
そう思うと、クスッと笑みがこぼれる
「凍死すっかと思ったー」
「ふっ!大袈裟っ!凍死の前に食あたりでしょー?」
「あ?凍死のが先だろ」
「えー?なに言ってんのー?食あたりのが先…」
…じゃないっ!



