「わっらえねぇーよ!」 全然笑えねぇ。ちっとも笑えねぇ! なんでお前は泣かないんだ。 なんで辛れぇくせに、笑うんだよ?! 「ちょ…っ?!どこ行くの?!痛いってば!」 ─…なんで笑って、いられんだよ…?! 気付くと本能的に心愛の細い手首を掴み、向かうべき場所に歩を進めていた。 めずらしくも、感情のままに、早足で。