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「なにしてんだよ、んなとこで」
あの時と同じように、寂しげに全身で光を浴びる、心愛に問う。
…限りなく似てる気がするけど、違う。
夕陽と月光。
それだけでこうも違うのか。
…いや、それだけじゃないんだ、きっと。
扉の真横、温度を感じない壁にもたれかかり、ゆっくり俺へと振り返ったその顔に映し出されている表情は、どこか痛々しい。
俺にはそんくれぇの違いしか分かってやれねぇけど。
「あーあー、また奏斗に見つかっちゃったー」
もう、ガキじゃねぇんだ。
あの頃の俺とは
「…あん時もここに居ただろ」
─…違う。



