俺1人しか居ない、クリスマスイヴに似合わない静まり返った空間。 時計が秒針を刻む音しか聞こえていなかったこの空間に、 着信音が響いた。 「………誰だよ?」 聴覚を頼りに行方を追うと、 ソファの上にほっぽってた深い藍色の携帯が、少し籠ったような音を鳴らしながら銀色の光を放っている。