「あっ!奏斗くん!コッチコッチ!!」 …あ? 飛行機のライトが、ビルの影に消え去るのをしばらく眺めていた俺は ふいに聴こえてきた声の方へ視線を向けた そこには、さっきまで俺と同じように空を仰いでいたはずの木下センパイが 大きく大きく手を振っていた ──… ─… この時、 木下センパイと歩いてんのを心愛が見てた とか、俺はまだ知らない