あー…、この空気なんとかなんねぇかな 辛気くせぇ。居心地わりぃ 「……………」 ─… 帰っか。 めんどくせぇことは苦手だ 重てぇ雰囲気は苦手だ わずかな沈黙に堪えきれず 立ち去りたいという意志に同調するかのように、体に充満した嫌な空気を新鮮なものへと入れ換える 意識は、完全に家路へと向いた 「……美奈にはそれだけって感じには見えないんだけどなぁ? …ねぇ、奏斗くん?」 ─… 沈黙が、破られるまでは。