「いいわけね…」 「さいてー…」 …あ? 言葉を言い終えるか否かの隙に 白く小せぇ手が、震えながら俺の胸板をグッと押し返し、 俯いている心愛から 力ない、弱々しい声が洩れた なんつったんだ?コイツ 俯いてっから声が籠って聞こえねーよ その声は余りにもか細くて、 告ろうと意を決し、気持ちが高ぶっていた俺の耳には ─… 届かなかった