─…『要はあれだろ?』 孝太さんとの会話を脳内に巡らせながら 両足を前に投げ出し、後ろに突いた両手に重心を置いて、 モヤがかかったように白っぽい、薄汚れた黒板を見るともなく、見る ─…『自分以外の男が心愛ちゃんの隣にいんのとか喋ってんの見んとイライラしたりムカムカすんだろ?』 そー言われりゃぁ… なんか知んねぇけど最近妙にムカムカイライラしてるよな そん時は決まって、男絡み、だったっけか 「…………」 ぼんやり思い浮かべる顔は 腹の出てる担任や、宏人さん、 それから、クラスの奴ら